『ジョジョの奇妙な冒険』とは?
荒木飛呂彦氏によって手掛けられた**『ジョジョの奇妙な冒険』**は、1987年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、2005年からは「ウルトラジャンプ」へと掲載誌を移し、現在もなお連載が続く長期シリーズです。全9部に分かれ、合計で100巻を超えるこの大ヒット作は、全世界累計発行部数が2022年1月時点で1億2000万部を突破しています。
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単行本の魅力と考慮点
「ジョジョの奇妙な冒険」の漫画を揃える最もオーソドックスな方法は単行本です。
メリット
- 絵が大きく、文字も見やすいため、作品の迫力を存分に楽しめます。
- 表紙イラスト、巻頭コメント、中表紙のイラスト、話と話の間のイラストなど、荒木氏の描く世界を細部まで味わうことができます。
- 特に巻頭コメントは、荒木氏の漫画に込めた思いや日常の出来事など多種多様な内容があり、ファンの間で非常に人気があります。
デメリット
- 本を開いた際の中央部分(ノド)に絵が隠れて見づらいことがあります。
- 誤植が修正されていない巻も存在します。
- 全巻を揃えると100冊を超え、かなりの保管スペースが必要となります。
- 新品で全巻を揃える場合、価格は約65,000円から80,000円程度が目安です。中古の場合、1冊あたり100円程度で手に入ることもありますが、日焼けや破れなど状態にばらつきがあるため、購入前の確認が重要です。
作品全体のあらすじとテーマ
『ジョジョの奇妙な冒険』の作品全体のテーマは**「人間讃歌」とされています。荒木氏によれば、これは「人間は素晴らしい」という前向きな肯定であり、困難に直面した際にそれを解決し、道を切り拓くのは人間の力によるもので、都合の良い偶然は起こらないという考えが反映されています。また、「意志」**が残された人に受け継がれていくことも重要なテーマであり、敗北したとしても誰かがその意志を継いでいくことが人間の美しさとして描かれています。
この作品は、単独の人物を主人公とせず、部ごとに主人公や舞台、ジャンルが変化する形式を採用しています。しかし、Part1からPart6まではジョースター一族と邪悪な吸血鬼DIOとの1世紀以上にわたる戦いを描く一つの世界線が形成されています。Part7以降は、Part6終盤の影響により、設定が全く異なるパラレルワールドへと舞台が移り、ジョースター家やツェペリ家、DIOといった名称は登場するものの、直接的な繋がりはありません。
初期のPart1とPart2では、特殊能力**「波紋」を用いた格闘戦が主体でしたが、Part3以降は精神エネルギーを具現化した「スタンド(幽波紋)」**による能力者同士の頭脳戦が作品の骨子となります。荒木氏は、力と力がぶつかり合うだけでなく、能力の相性や知恵を使う頭脳戦というメソッドを確立したと評価されています。
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各部のあらすじ
第1部 『ファントムブラッド』
- 年代・舞台: 1888年、イギリス
- あらすじ: ジョースター家の跡取りであるジョナサン・ジョースターと、養子として迎えられたディオ・ブランドーとの対決が描かれる物語の始まりです。石仮面によって吸血鬼と化したディオに対し、ジョナサンは超技術**「波紋」**を駆使して戦います。
第2部 『戦闘潮流』
- 年代・舞台: 1938年、アメリカ(ヨーロッパ等も舞台)
- あらすじ: ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが、**「赤石」を巡り、「波紋」を使い「柱の男」**に対抗する戦いを繰り広げます。
第3部 『スターダストクルセイダース』
- 年代・舞台: 1988年、日本(エジプトを目指す旅)
- あらすじ: 100年の時を経て復活したDIO(ディオ)と共鳴するように、ジョセフの孫である空条承太郎に**「スタンド」**という超能力が発現します。DIOの影響で危篤に陥った母を救うため、承太郎はジョセフら仲間たちと共にDIOの潜むエジプトを目指します。以降のバトルスタイルが確立された部です。
第4部 『ダイヤモンドは砕けない』
- 年代・舞台: 1999年、日本の杜王町
- あらすじ: ジョセフの隠し子である東方仗助が住む杜王町で、**「スタンド」**能力者が増え始めます。仗助と仲間たちは、町に潜むスタンド使いや連続殺人鬼と戦いを繰り広げ、日常に潜む恐怖が描かれます。
第5部 『黄金の風』
- 年代・舞台: 2001年、イタリア・ネアポリス
- あらすじ: DIOの息子であるジョルノ・ジョバァーナが、街を浄化するギャングスターになる夢を追い、ギャング組織「パッショーネ」に入団します。組織のボスを倒すべく、ジョルノたちは内部抗争を繰り広げます。
第6部 『ストーンオーシャン』
- 年代・舞台: 2011年、アメリカ・フロリダ州の刑務所
- あらすじ: 承太郎の娘である空条徐倫が無実の罪で刑務所に収監されます。父を救うため、徐倫は刑務所内で現れるスタンド使いを退けながら、この悪夢を仕掛けた黒幕との戦いに身を投じる囚人、脱獄、そして宇宙に関する叙事詩です。
第7部 『スティール・ボール・ラン』
- 年代・舞台: 1890年、アメリカ・サンディエゴビーチ
- あらすじ: Part6までとは異なるパラレルワールドを舞台に、北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」が開催されます。謎の鉄球を操るジャイロ・ツェペリと下半身不随のジョニィ・ジョースターが、それぞれの目的のためにゴールを目指す中で、レースの裏に潜む国家の陰謀と**「聖人の遺体」**を巡る戦いが描かれます。
第8部 『ジョジョリオン』
- 年代・舞台: 2011年、日本の杜王町
- あらすじ: 東日本大震災後に隆起した「壁の目」から現れた記憶喪失の青年、東方定助が、**「ロカカカ」と呼ばれる謎の果実と「岩人間」**との戦いを通じて自身の過去を探っていく物語です。
第9部 『The JOJOLands』
- 年代・舞台: コロナウイルスが存在する年代、アメリカ・ハワイ州オアフ島
- あらすじ: 大富豪になるという野望を達成するため、この世の**「仕組み(メカニズム)」**の頂点に立つことを目的とする少年、ジョディオ・ジョースターの物語が描かれます。
主要登場人物
『ジョジョの奇妙な冒険』には、魅力的な主人公や悪役、そして仲間たちが多数登場します。
歴代主人公
- ジョナサン・ジョースター (第1部): 英国の青年貴族で、強い正義感と勇気を持つ人物。
- ジョセフ・ジョースター (第2部): ジョナサンの孫で、飄々とした性格ながらも、優れた頭脳と機転で困難を乗り越える「やる時はやる男」。
- 空条承太郎 (第3部): ジョセフの孫で、感情を表に出さないクールな性格だが、仲間思いで正義感が強い。多くのファンから「誰もが一度は憧れる人間を体現した存在」と評され、シリーズで圧倒的な人気を誇ります。
- 東方仗助 (第4部): ジョセフの隠し子で、普段は優しいが髪型を侮辱されると切れる面白い設定を持つ。
- ジョルノ・ジョバァーナ (第5部): DIOの息子でありながら、街を浄化するギャングスターを目指す青年。冷静沈着でありながら、仲間の勇気には敬意を表すなど、ギャップが魅力。
- 空条徐倫 (第6部): 承太郎の娘で、歴代ジョジョで初の女性主人公。タフで精神的に強く、機転が利く「理想の女性」。
- ジョニィ・ジョースター (第7部): 下半身不随の元騎手で、ジャイロ・ツェペリと共にスティール・ボール・ランレースに参加する。
- 東方定助 (第8部): 記憶を失った謎の青年で、杜王町で自身の過去を探していく。
- ジョディオ・ジョースター (第9部): 大富豪になるという野望を持つ少年。
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主な悪役
荒木氏は悪役について、「主人公側と同じく前向きであること」を重要視しており、悪役の理論や哲学が「貫かれている悪」であれば読者からの共感を得られると語っています。
- DIO(ディオ・ブランドー)(第1部, 第3部): ジョースター一族の宿敵であり、吸血鬼にして時間を止めるスタンド「ザ・ワールド」の使い手。強さ、残虐性、知性に加えて品もある「悪のカリスマ」。
- カーズ (第2部): 「柱の男」のリーダーであり、究極生命体を目指す存在。
- 吉良吉影 (第4部): 平穏な生活を望みながらも、女性の美しい手に執着し殺人を繰り返す猟奇的殺人鬼。その異常な行動とブレない悪の哲学が魅力。
- ディアボロ (第5部): ギャング組織「パッショーネ」のボスで、自身の存在を隠匿するためなら手段を選ばない人物。
- エンリコ・プッチ (第6部): DIOの友人であり、「天国へ行く方法」を実現しようとする神父。
- ワムウ (第2部): 「柱の男」の一人で、誇り高い戦士。
- リゾット・ネエロ (第5部): 暗殺チームのリーダーで、ビジュアル、スタンド能力、そして仲間思いな点が魅力的。
その他の人気キャラクター
- ブローノ・ブチャラティ (第5部): 組織の幹部でありながら、仲間や街の住民から慕われる人格者で、「黄金の精神」の持ち主。
- 花京院典明 (第3部): 承太郎たちの仲間で、当初は敵対したが、友情を知り仲間を守るために散っていった素敵なキャラクター。彼の「レロレロ」という仕草も人気。
- 岸辺露伴 (第4部): 自己中心的で尊大な一面があるものの、漫画への真摯な姿勢や、独特の魅力で「露伴先生」と親しまれる人気漫画家。スピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』の主人公でもある。
- ジャン=ピエール・ポルナレフ (第3部, 第5部): 陽気で真っ直ぐな性格のムードメーカーであり、名脇役として物語に欠かせない存在。
- シーザー・アントニオ・ツェペリ (第2部): ジョセフの戦友であり相棒。誇り高く、最終的にはジョセフのために命を燃やし尽くした彼の死のシーンは、ジョジョ全体を通しても屈指の名場面として知られる。
- 虹村億泰 (第4部): 明るく、作品のコメディ要素を担う愛すべきキャラクター。
- グイード・ミスタ (第5部): 普段はお茶目でおバカな一面もあるが、戦闘時には超かっこよくなるギャップが魅力のスタンド使い。
- イギー (第3部): 最初は憎たらしい犬だが、仲間を命懸けで助ける姿が感動を呼ぶ。
- ナランチャ・ギルガ (第5部): 小柄で可愛い容姿だが、戦闘では「エアロスミス」を駆使して活躍するギャップが魅力。
- ロバート・E・O・スピードワゴン (第1部): ジョナサンを支え、後にジョースター家を長きにわたり支援する「スピードワゴン財団」を設立する義理堅く情に厚い人物。
心に残る名セリフと独特の表現
『ジョジョの奇妙な冒険』は、数多くの印象的な名セリフや特徴的な表現で知られています。荒木飛呂彦氏の独特なセリフ回しは、作品の魅力の一つであると評されています。
ディオ・ブランドー(DIO)
- 「おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーッ!」– ジョースター家との因縁の始まりを告げる、初代ジョジョの宿敵ディオの有名なセリフです。
- 「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアア」– DIOが勝利や優越感を覚えた際に発する興奮した叫びです。
- 「このDIOがアアアアアア」– 自身を誇示するセリフです。
- 「悪には悪の救世主が必要なんだ」– DIOのカリスマ性を示すセリフの一つとして挙げられています。
- 「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」– 作品の初期から登場する、DIOの代表的な叫び声の一つです。
- 「貧弱、貧弱ぅ! うはははは、おまえは死ぬんだ、ジョジョォー!」– DIOの嘲りの言葉として知られています。
吉良吉影
- 「激しい”喜び”はいらない……そのかわり深い”絶望”もない。”植物のような心”のような人生を……そんな”平穏な生活”こそわたしの目標だったのに……」– 彼の平穏を求める哲学を示すセリフです。
- 「わたしは常に心の平穏を願って生きてる人間ということを説明しているのだよ……勝ち負けにこだわったり、頭をかかえるようなトラブルとか、夜も眠れないといった敵をつくらない……というのが、わたしの社会に対する姿勢であり、それが自分の幸福だということを知っている……もっとも、闘ったとしても、わたしは負けんがね。」– 吉良吉影の個性的な思考と、その裏に潜む悪役としての強さを示しています。
- 「平穏に暮らしたい」– 彼の行動原理の根底にある願いです。
- ラッシュ時の掛け声として**「しばッ!」**が挙げられます。
岸辺露伴
- 「だが断る」– 彼の自己中心的で妥協しない性格を象徴する有名なセリフです。
- 作中の発言として、**「アメリカ人はセンスがダサいから理解できない」**という趣旨のセリフも挙げられます。
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ジョナサン・ジョースター
- 「ぼくの青春はディオとの青春! その青春に決着をつけてやる!」– ディオとの因縁に対するジョナサンの決意が込められたセリフです。
ジョセフ・ジョースター
- 「やる時はやる男」– 彼の飄々とした性格と、いざという時の実力を表す言葉です。
- 「俺にはシーザーという強い味方が最後までついていたのさ。」– シーザーとの絆を示す感動的なセリフです。
シーザー・アントニオ・ツェペリ
- 「JOJOーー!!俺の最期の波紋だぜーー!!受けとってくれーーッ!!」– 命を賭してジョセフに波紋を託す場面のセリフで、涙腺を崩壊させる名シーンとして知られています。
- 「俺が最期に見せるのは代々受け継いだ未来に託すツェペリ魂だ!人間の魂だ!」– ツェペリ家の誇りをかけた彼の最期の覚悟を表すセリフです。
空条承太郎
- スタンド攻撃時の掛け声として**「オラオラオラ…」**が代表的です。
ブローノ・ブチャラティ
- 「俺は、正しいと思ったからやったんだ。」– 彼の「黄金の精神」を象徴するセリフとしてファンに支持されています。
花京院典明
- サクランボを食べる際の奇妙な仕草と音である**「レロレロ」**は、彼のキャラクターの可愛らしさを示す特徴的な表現として人気です。
ナランチャ・ギルガ
- 「トリッシュは1人の女の子」– 仲間を守ろうとする彼の優しい一面が表れています。
- 「勇気があるから。」– 彼の内面の強さを示すセリフです。
ワムウ
- 「俺はお前のことを永遠に記憶の片隅に留めておくであろう、シーザー。 シャボン玉のように華麗で儚き戦士(おとこ)よ」– シーザーへの敬意を表した、敵ながらも感動的なセリフです。
その他、象徴的な表現や行動
- プッチ神父の「素数を数えて落ち着く」– 追い詰められた際に冷静さを保つための彼の行動であり、非常に有名なシーンです。
- 作品内で頻繁に使われる独特の擬音として、強い緊張感や存在感を示す**「ドドドドドド」や「ゴゴゴゴゴゴ」**があります。これらは、心臓の鼓動の音を表現しているとも言われています。
- ファンに親しまれているジョークとして、**「あーんスト様がッ☆」**というフレーズも存在します。
これらのセリフや表現は、キャラクターの個性や物語の重要な局面を読者に強く印象づける役割を果たしています。また、荒木飛呂彦氏はセリフの語尾に**「ッ」や「ッ!!」**を付けて口語を強調する特徴的な表現も多用しています。
主要キャラクターの能力
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場する主要キャラクターたちの能力は、その多くが作品の代名詞とも言える「波紋」や「スタンド」といった超常的な力です。以下に、各キャラクターの主な能力をまとめました。
ジョナサン・ジョースター
- 波紋: 呼吸法によって生命エネルギーを生み出す特殊能力で、吸血鬼や屍生人といった敵に対抗するために用いられます。格闘戦が主体となります。
- 彼は、何度ディオに殴られても、精神的にいじめられても立ち上がり、大切なもののために命をかけて戦う正義の心と熱いパッションの持ち主です。
ディオ・ブランドー(DIO)
- 吸血鬼: 石仮面によって人間であることをやめ、吸血鬼の肉体を得ました。
- スタンド「ザ・ワールド」: 第3部で発現したスタンド能力で、時間を数秒間止めることができます。
- 彼はジョースター一族の因縁の宿敵であり、**「悪のカリスマ」**として絶大な人気を誇ります。
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ジョセフ・ジョースター
- 波紋: ジョナサンから受け継いだ波紋の戦士です。
- 頭脳戦: 飄々とした性格でありながら、勝つためには逃亡も作戦とする優れた頭脳と、鋭い洞察力や突拍子もない発想で活路を見出す策士の一面を持ちます。
- 彼は「やる時はやる男」と称され、第2部では「柱の男」に機転を利かせて勝利しました。
シーザー・アントニオ・ツェペリ
- 波紋: ツェペリ家代々受け継がれる波紋の使い手です。
- シャボン玉を媒介とした波紋攻撃: シャボン玉に波紋を込めて発射する**「シャボンランチャー」、高速回転させて円盤状にする「シャボンカッター」、太陽光を集めて一点照射する「シャボンレンズ」**など、様々な技を繰り出します。
- 命を賭してジョセフに波紋を託す場面は、涙腺を崩壊させる名シーンとして知られています。
空条承太郎
- スタンド「スタープラチナ」: 時間を止める能力を持つスタンド使いです。彼のスタンドは荒々しく見えますが、非常に精密に動かすことができます。
- 彼はクールで硬派な印象ですが、仲間思いで正義感が強く、頭脳明晰で沈着冷静な一面も持ち合わせます。
吉良吉影
- スタンド能力「キラークイーン」: 爆弾を操る能力を持ちます。この爆弾は表面上危険性が見抜けないものの、内には強大な破壊力を秘めており、彼の性質と通じるものがあります。
- 彼は「植物のような心」で平穏な生活を願う哲学的思考を持つ猟奇的殺人鬼ですが、自身の欲望のためには「綺麗な手の女性を殺害して手を保管する」という異常な行動を陰で行います。ラッシュ時の掛け声は「しばッ!」です。
岸辺露伴
- スタンド「ヘブンズ・ドアー」: 対象を本に変え、その人物の記憶や生い立ちを読んだり、ページに書き込むことで行動を命令したりすることができます。
- 彼は自己中心的で尊大な性格ですが、漫画に対する真摯な姿勢を持ち、認めた人物には敬意を払います。彼のセリフ「だが断る」は、自己中心的で妥協しない性格を象徴しています。
ブローノ・ブチャラティ
- 彼は「正しいと思ったからやったんだ」という信念を持つ**「黄金の精神」の持ち主**であり、仲間や街の住人から深く慕われる最高のリーダーとして描かれています。
花京院典明
- サクランボを食べる際の「レロレロ」という奇妙な仕草と音は、彼のキャラクターのかわいらしさを示す特徴的な表現として人気です。
ナランチャ・ギルガ
- スタンド「エアロスミス」: 飛行機型のスタンドで、機関銃による攻撃や二酸化炭素レーダーで敵を探知する能力を持ちます。
- 普段は直情的で可愛い一面を持ちますが、戦闘時には勇敢かつクールな一面を見せます。
ワムウ
- **「柱の男」**の一人であり、風の流法を操る戦士です。
- 必殺技は、腕の回転から暴風を巻き起こす**「神砂嵐(かみずなあらし)」**です。敵であるシーザーの死に際には、その命を賭した行動に敬意を表す騎士道精神を見せました。
プッチ神父
- スタンド「メイド・イン・ヘブン」: 時間の加速を司るスタンド能力を持ちます。
- 彼は追い詰められた際に冷静さを保つために**「素数を数えて落ち着く」**という行動をとることで知られています。
パンナコッタ・フーゴ
- スタンド「パープル・ヘイズ」: ウイルスを撒き散らし、触れた生物を瞬時に腐敗させる極めて危険な能力です。
- 物語の途中で**「パープル・ヘイズ・ディストーション」**へと進化し、口の中で発生したウイルスを共食いして消すことができるようになりました。
ジョルノ・ジョバァーナ
- スタンド使い: DIOの息子であり、第5部の主人公です。
- **スタンド「ゴールド・エクスペリエンス」は生物に生命を与える能力を持ち、物語終盤では「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」**へと進化し、相手の行動や意思をゼロに戻す絶大な能力を発揮します。
空条徐倫
- スタンド「ストーン・フリー」: 自らの肉体を糸に変え、その糸を自在に操ることで、攻撃、防御、移動など様々な用途に応用します。
- 彼女は歴代ジョジョで初の女性主人公であり、正義感が強く、頭も良く、機転が利き、仲間の士気を高めるタフな精神力を持っています。
ジョニィ・ジョースター
- **スタンド能力と超技術「回転」**を組み合わせた独自の戦闘スタイルで戦います。
東方定助
- スタンド使い: 記憶を失った状態で発見され、自身の記憶と「ロカカカ」を巡る謎に挑みます。
ジョディオ・ジョースター
- スタンド使い: 第9部の主人公で、**「溶岩石」**を巡る物語の中心となります。
これらのキャラクターは、それぞれのユニークな能力と個性的な哲学を通じて、『ジョジョの奇妙な冒険』の物語に深みと魅力を与えています。
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